今年の超泉寺春のお彼岸の日に、総代であられました田中巖様がご往生されました。
3月のお彼岸の頃と言えば、新型コロナウイルスでの緊急事態宣言が出される直前で、お葬式の形もどのようにするべきかという状況の中でした。
そんな中たくさんの方にお参りいただき、心のこもったご葬儀となりました。
(あと数日先ならば、おそらく縮小して開催せねばならなかったと思います。)
満中陰を終えるころ田中様より、先立たれた巖様の追善の為に超泉寺にご寄贈したいと申し出があり、有り難くお受けいたしました。
何が良いのか何度もご相談させていただき、本堂阿弥陀如来両脇に蓮の常花をご寄贈いただくこととなりました。
この度、施餓鬼会の翌日(21日)、無事にシメノ仏壇さまより納品いただきました事をご報告させていただきます。
蓮の常花をお飾りしとても華やかになった須弥壇のご本尊。
また法要の際に皆さまにもご覧いただければと思います。
蓮は池の泥の中から生え出でて、清らかな花を開くことから仏教ではとても大切にされている花です。
極楽にはその蓮の花がたくさん咲き、先立たれた方はその蓮の台に生まれると説かれます。
これからも一蓮托生の思いで手を合わせ大切に受け継いでいきたいと思います。
早速本堂にて田中巖様のお勤めをさせていただきました。
南無阿弥陀仏