スマートフォンやタブレットの普及によって、遠くに離れていながらでも、たくさんの人と繋がることができる時代になりました。
電話線もついていないのに不思議ですが、目に見えない電波によって繋がっているのです。
この見えないつながりというのは電波の世界だけの話ではありません。
私たちはたくさんの見えない繋がりの中で生きているということを忘れてはいけません。
仏教では見えないつながりのことを「縁」という言葉で表しますが、
超泉寺では、その繋がりを大切にサロン事業の活動をおこなっています。
親子の繋がり、家族の繋がり、地域の繋がり、社会の繋がり…
横のつながりだけではなく、お寺というのは仏様とのつながりを感じやすい特別な場所ですので、
一緒にお念仏をお称えし、阿弥陀様とのご縁を深め、お護りいただけるよう祈りをささげています。
3月には彼岸がやってきます。(今年は3月18日~3月24日)
「彼岸」とは彼の岸、あちら側の岸と言う意味ですが、これは極楽浄土を意味する言葉です。
ご存じの通り極楽浄土とは阿弥陀さま、ご先祖様そして先立たれた大切な方がいらっしゃる清らかな世界です。
彼岸はお寺参りやお墓参りに行き、お念仏を称え、その彼の岸にいらっしゃる方々との
縦のつながりを感じさせていただく大切な期間です。
目に見えなくても、阿弥陀様、亡き大切な方々はいつも私たちを見守ってくださっています。
遠く離れているかもしれませんが、お念仏を称えればそのつながりはより近く強くなっていきます。
そしてその繋がりは、苦しいときつらいときに必ず自分を助ける力、支えとなることでしょう。
お彼岸をよい機会にともにお念仏の日々を過ごしてまいりましょう!
縦のつながり、横のつながり
遠距離を大切に、南無阿弥陀仏